(※イメージ画像)
40代に入ると、これまで感じなかった身体の変化や不調に直面する人が増えます。
加齢にともなう基礎代謝の低下、ホルモンバランスの変化、筋力や骨密度の減少など、身体の内外で起こる“ゆるやかな変化”が不調の原因に。
仕事や家事、子育てに追われる中で、自分の健康を後回しにしがちな年代ですが、この時期のケアが将来の健康を左右します。
本記事では、40代に多い身体の悩みをテーマ別に取り上げ、その対策と向き合い方をわかりやすくご紹介します。
代謝の低下で太りやすくなる
40代になると、「同じ量を食べているのに太る」「なかなか痩せない」と感じる方が増えます。
これは基礎代謝が落ち、脂肪が燃焼されにくくなるためです。特に筋肉量の低下が顕著になり、内臓脂肪がつきやすくなることで体型の変化が目立ちます。
放置すれば高血圧や糖尿病など生活習慣病のリスクも高まるため、日常的な筋トレやストレッチ、有酸素運動を取り入れることが大切です。
栄養バランスの見直しも効果的な対策となります。
更年期にともなう体調・気分の乱れ
女性ホルモンの急激な減少が始まる40代後半は、更年期症状が現れやすい時期です。
のぼせ、動悸、めまい、イライラ、不安感、眠れないといった症状に悩む女性は少なくありません。
こうした不調は、ホルモンバランスの乱れによる自律神経の不調が主な原因です。婦人科での相談やホルモン補充療法、漢方薬、カウンセリングなど、多様な方法で症状を和らげることができます。
早めに対処することで、日常生活の質を保つことができます。
関節痛・筋力低下に注意
「階段の昇り降りがつらい」「長時間歩くと膝が痛む」といった関節や筋肉のトラブルは、40代から増加傾向にあります。
原因は、加齢による軟骨のすり減りや筋肉の衰え。特に運動不足の人は、痛みを感じやすくなります。
こうした症状を予防・改善するには、日頃から筋トレやウォーキングなど、無理のない範囲で運動習慣を持つことが重要です。整形外科での検診や、グルコサミン・コンドロイチンなどのサプリメントの活用も効果的です。
疲れが取れない・睡眠の質が低下
40代になると、「しっかり寝ても疲れが抜けない」「夜中に何度も目が覚める」といった、睡眠に関する悩みも増えてきます。これは、体力の低下だけでなく、自律神経やホルモンの働きが乱れることも関係しています。
睡眠の質を高めるには、就寝前のスマホ使用を控える、ぬるめのお風呂に浸かる、寝具を見直すといった工夫が必要です。また、軽い運動や呼吸法を取り入れることで、ストレス軽減にもつながります。
(※イメージ画像)
まとめ:変化を受け入れ、未来の健康へつなげる
40代は、心身ともに大きな変化を迎える年代です。
「年齢のせいだから仕方ない」と放置するのではなく、自分の体調の変化に気づき、適切に対処することが健康寿命を延ばすカギとなります。
日々の生活に少しの工夫を取り入れ、無理なく続けられるセルフケアを習慣化しましょう。
今からの取り組みが、50代以降をより健やかに、アクティブに過ごすための大切な準備になります。
コメント